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GEOMETRIA

2026年2月に開催したデザイナー6人の展示『NEW NEW NEW WORLD!』のために、私が作り出した架空の国「ジオメトリア」の作品。ジオメトリアの中で使用されているグラフィックをデザインした。「黒いアクリル」に白いグラフィックを描き、「透明なアクリル」にはガイドラインの刻印だけ施した。その「黒いアクリル」と「透明のアクリル」を重ねて作品を作り上げた。

【国家ジオメトリア】

長い歴史を持つ、厳格な幾何学の国『ジオメトリア』。この国では過去の徹底した効率化によって国の大部分がグリッド状に設計され、道路や建物に一切の無駄がない。国獣には幾何学的形態を象徴するアンモナイトが選ばれ、国の紋章にも描かれている。美術においては、シンプルであるがゆえに制作プロセスが重視され、その可視化が重要な表現として発展した。その影響はアイコンや標識のデザインにも及び、すべてが幾何学によって構成され、明確な補助線として残されている。

その思想の起源は、山中で偶然発見された人工とも自然とも説明できない巨大な球状コンクリーションに遡る。人々はそれをスフェラ(球・完全体)と呼び、畏敬の対象とした。やがて、形そのものを崇める信仰 『レヴェラティオ・スフェラエ(球の啓示/通称スフェラ)』 が生まれる。時代が進むにつれ、スフェラは世界を理解するための思想として受け継がれ、人々を集めていった。その思想を基盤として、グリッドで設計された都市が形成され、国家ジオメトリアが成立した。ジオメトリアの思想を最も色濃く反映した首都ノルムは、その独特の美しさから観光都市としても知られ、世界各地から年間約1000万人が訪れている。ノルムに続く第二の都市オリゴは球状コンクリーションが発見された土地であり、現在は国を支える工業都市となっている。

 

 

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